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固まった筆の再生
筆は横着するといとも簡単に根本から固まっていきます。 夏場などは3日、p書かないと根本からカビます。 筆はある程度の期間ごとに洗っていないと根本から徐々に固まっていきます。 さりとてマメに洗うと毛が痛みます。 毎日書いている場合は3日に1度ほど筆の根本に水をかけ、筆たてに置いておくだけで平気です。 怠ってしまい鍾乳石のごとき根本から固まっていき、 気づけば半分も固まっていた。なんてことはありませんか? 一度固まってしまうと、水やお湯でも溶けない。それが墨です。 ガシガシやると毛が駄目になるだけです。 恥ずかしながら、私も過去によくそうしたことがありました。 「筆をダメにした」と捨てるのはまだ早い。
筆をおろす
道具が揃ったらまず初めにすること、 「筆をおろす」ことです。 方法:ためた水につけて、筆が完全にひらくまでしばらく放置して下さい。 これを行う意味は、 買ったばかりの筆をつかえる状態にするためです。 筆は購入時にカッチカチだと思います。 それは毛が傷まないよう糊で固められているためです。 鮮度の高い状態で保存しておく意図もあると思います。 糊で固められたままの筆は単なる置物のようなものですので、糊をとりましょう。 キャップをとります。 水につけます。 書道をはじめられた方によくある質問として、 「どの程度とかせばいいのですか?」というのがよくあります。 私も小2の時、最初に疑問に思ったことです。 全てとかしましょう。 (小学生以下は半分程度で構いませんが、中学生以上は全部がおすすめです) 先に書いたように、糊は筆を固定しておくためのものです。 書く際には不要なばかりか、半分だけとかして、半分は糊のままにしておくと、 毛がいたむばかりか、筆がいかされません。 また、しばらく使った後で溶かすことはできないでしょう。 糊に含んだ墨が完全に筆を固めてしまい糊がとけなくなるためです。 仮にとけたとしても、筆が痛んでしまい柔軟性を失っています。 半分とかすならいっそ短鋒という穂先(毛先)の短い筆を買ったほうがいいかもしれません。 穂先の短い筆を短鋒(たんぽう)といいます。 ただし、短鋒の筆になれると中鋒の筆を使うのが困難に感じるでしょう。 腕がたつほどに穂先が長いものが扱えるようになります。LvUPといったところでしょうか。 短鋒の逆は長峰(ちょうほう)といい、穂先(毛の部分)が長くなります。 ただ、書道はあくまで作品が全てなので必ずしも長いのが扱えるから凄いとは限らないともいえます。 先を見据えれば、「全てとかす」というのが最も無難に思います。 (小学生以下以外) 「水にどれくらいつけるの?」 「何分ぐらい水につけておけばいいのですか?」と聞く方もおります。 「筆が開いて、触った感じ柔らかくなるまで」です。 「それは何分ですか?」と食い下がったりします。 自分の「こんなもんかなー」でいいでしょう。 「水につけすぎて失敗した!!」なんてことは聞いたことがありません。 (ま、実際はつけすぎは...
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